Column

ディレクターが語る「コットンギャバ」のおはなし

ディレクターの梅本です。

21SSコレクションの中でも、生地からこだわり抜いてものづくりをした「コットンギャバ」のシリーズについて。

ストーリーの始まりは、日本有数の綿の産地である兵庫県西脇市。
そこで出会った、丁寧に作られた「ギャバジン素材」を別注し製作させていただきました。

初めてショールームで生地を見たときに、なんて可愛いチェック素材なんだろうと感動した、綿のドビーチェック。
女性のテキスタイルデザイナーさんが作成し、2018年のジャパンテキスタイルコンテストでグランプリを獲ったのだそう。

チェック柄を取り扱うときは、色や大きさを含めいつも選定が難しい。
しかもこの素材はシャンブレー*で、「織(おり)」で微配色のチェックを表現しているところが何ともニクく、主張が控えめなのにしっかりとした個性を感じました。
*シャンブレー:経糸と緯糸を交互に編んでいく平織り生地の一種

この素材でコートやパンツを作ったら、白いTシャツ一枚に赤リップだけでも「絶対にサマになる!」と思い、迷わずこの生地を選びました。
そしてもっと「Aresenseらしい」スペシャルなものにしたくて、今回この生地を使って作りたいアイテムのトレンチコート、パンツ、スカートに合わせて、チェック柄のバランスと色を別注しました。
緯糸の色を変更し、大人の女性が着やすい、やや落ち着いたキャメルベージュに。

綿100%の素材感にこだわりつつ、雨の日や汚れにも対応する撥水加工や生地を柔らかくする液体アンモニア加工を施して、機能性も付け加えました。
単にファッションとして見て楽しむものでなく、着ていただく衣服としての機能を重視しています。

実際に自分でアレンジさせていただいた生地が織られている様子を映像で見たときは、感無量でした・・。

機屋さんと密に意見を交換しながら、洋服として完成された時にベストバランスになるように。生地の厚みやステッチの太さなど細部まで相談し、関わる人たち全員のイメージが合致した結果、作り直しはほぼなし。

まだまだ勉強不足ではありますが、日本には素晴らしい素材や工場の技術があるなと日々感じています。海外でも有名なブランドがこぞって日本の素材を使っているのを見ていると、日本人としてとても誇らしくなります。

物を作り、伝える立場として、
「世界に誇れる国内の素晴らしい素材や技術を極力使う」ということが私の中でずっと勝手な使命感として根付いています。
今回のものづくりも、モチベーションの上がる素敵な機会でした。

本当に心から気に入ってくださった方に、長く愛用してもらえたら嬉しいという想いから、
限られた枚数だけを時間をかけて、柄の合わせ方まで丁寧にこだわって作成しました。

誰かの「自分らしさ」を表現する、大事な一着になってくれることを願います。

ディレクター梅本

<ルミネ新宿店 先行販売>
コットンギャバドビートレンチコート
¥59,000 +tax size :36/38

コットンギャバドビーチェックスカート
¥30,000 +tax
size :34/36

コットンギャバドビーチェックパンツ
¥27,000 +tax
size :34/36/38